?B 「障害者プラン〜ノーマライゼーション7か年戦略〜」の策定 平成7年12月、障害者対策推進本部により、「障害者対策に関する新長期計画」の重点施策実施計画として、施策の数値目標や重点施策の具体的方向性を示した障害者プランが策定された。 その大枠は次に示すとおりである。 ●基本的考え方 本戦略の基本的考え方は、ライフステージの全ての段階において、全人間的復権をめざすリハビリテーションの理念と、障害者が障害のないものと同等に生活し、活動する杜会をめざすノーマライゼーションの理念を踏まえつつ、 ○地域で共に生活するために ○社会的自立を促進するために ○バリアフリー化を促進するために ○生活の質(QOL)の向上をめざして ○安全な暮らしを確保するために ○心のバリアフリーを取り除くために ○我が国にふさわしい国際協力・国際交流をという7つの視点から施策の重点的な推進を図る。 というものである。 バス停整備に係る要素としては、「バリアフリー化を促進するためにという視点の中で、“移動・交通対策の推進”という切り口で次のとおり言及されている。 ●障害者等に配慮した車両の導入およびバス停等の整備 ○「心身障害者・高齢者のための公共交通機関の車両に関するモデルデザイン」やリフト付路線バスの導入等への国費による補助等の支援を活用しながら、公共交通機関における障害者等が利用しやすい車両の導入について事業者を指導する。 ○バス停、路面電車停留所におけるベンチの設置等施設の充実および歩道の嵩上げによる低床式バスヘの対応等を促進する ●公共交通ターミナルのバリアフリー化の推進 ○「公共交通ターミナルにおける高齢者・障害者等のための施設ガイドライン」等に基づき各交通事業者等を指導するとともに、補助や財政投融資を活用しつつ、公共交通ターミナルのバリアフリー化を推進する。とくに鉄道駅においては、事業者に対して「鉄道駅におけるエレベーター整備方針」等に基づき、エレベーターについては、新設または大改良を行う駅には原則として設置するとともに既設駅についても5m以上の段差があり、1日あたりの乗降客数が5,000人以上ある駅には順次計画的に整備することを重点的に指導する。
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